だから撮らない
お父さんが入院した。
心臓の左心房に3センチくらいの腫瘍ができてるらしく
なるべく早いうちに手術が必要だそうな。
離れてすんでる上に
父の日シーズンの殺人的な忙しさに追われ
すっかりほったらかしにしてしまっていた・・・。
日頃の親不孝に気付かされるには
重すぎる事実。
おそるおそる病室をのぞく。
ワタシを見つけた途端に満面の笑顔のおとうさん。
すっかり老け込んだその姿に 胸がきゅっとなる。
そう言えば もう一年も会っていなかった。
不安がひしひしと伝わってくる。
『心臓を切り開く』って表現がぴったりくる今回の手術。
もしかしたら・・・って考えない人はいないと思う。
『手術が終わったら また目が開けれるんかなぁ。』
と 弱気な事を言うから
間髪入れずに
『痛過ぎて 目ぇ覚めるわ。目ぇ開けれるどころか寝られへんわ。』
と突っ込んでみる。
・・・・・。
いつもなら ブログのネタにって
一緒に写メしたりするんやけども
今回は ホントに携帯を取り出せなかった。
もしも それが本当に最後の写真になったらどうしようとか
お父さんがそう思ったらどうしようとか
自分には何気ない行動でも
こんな時は ナーバスになってるやろうなぁとか。
でも今撮らへんかったら もう撮れないかもとか。
必要なのか いらないのか
意味不明の気遣いが頭をめぐってぐちゃぐちゃになる。
でもやっぱ『今』は撮らない。
手術がうまくいって 『全快ピース』の写真にしようと決めたから。
いつもは 『その瞬間を逃さないように』と狙うけれど
今回は『必ず来る瞬間』を狙って。
・・・・・。
代われるものなら 代わってあげたい。
どうかどうか うまくいきますように。
心臓の左心房に3センチくらいの腫瘍ができてるらしく
なるべく早いうちに手術が必要だそうな。
離れてすんでる上に
父の日シーズンの殺人的な忙しさに追われ
すっかりほったらかしにしてしまっていた・・・。
日頃の親不孝に気付かされるには
重すぎる事実。
おそるおそる病室をのぞく。
ワタシを見つけた途端に満面の笑顔のおとうさん。
すっかり老け込んだその姿に 胸がきゅっとなる。
そう言えば もう一年も会っていなかった。
不安がひしひしと伝わってくる。
『心臓を切り開く』って表現がぴったりくる今回の手術。
もしかしたら・・・って考えない人はいないと思う。
『手術が終わったら また目が開けれるんかなぁ。』
と 弱気な事を言うから
間髪入れずに
『痛過ぎて 目ぇ覚めるわ。目ぇ開けれるどころか寝られへんわ。』
と突っ込んでみる。
・・・・・。
いつもなら ブログのネタにって
一緒に写メしたりするんやけども
今回は ホントに携帯を取り出せなかった。
もしも それが本当に最後の写真になったらどうしようとか
お父さんがそう思ったらどうしようとか
自分には何気ない行動でも
こんな時は ナーバスになってるやろうなぁとか。
でも今撮らへんかったら もう撮れないかもとか。
必要なのか いらないのか
意味不明の気遣いが頭をめぐってぐちゃぐちゃになる。
でもやっぱ『今』は撮らない。
手術がうまくいって 『全快ピース』の写真にしようと決めたから。
いつもは 『その瞬間を逃さないように』と狙うけれど
今回は『必ず来る瞬間』を狙って。
・・・・・。
代われるものなら 代わってあげたい。
どうかどうか うまくいきますように。
Tendre Rain
『お母さん・・・一番良い席で見てくれてますか』
披露宴の最期に 花嫁さんが問いかける。
その会場に お母さんの『姿』は無い。

その日は 朝から雨で
しっとりと 透明感のある空気が 京都を包む。
その雨は ワタシの持つ『ふたつのジンクス』のうちのひとつの証。
最強晴れオンナのワタシが 唯一受け入れる雨。
ご両親のどなたかが天にいらっしゃる時は
『喜びの涙』が空から落ちる。
『優しい雨』になって・・・
そんな事を考えながら
挙式前のわずかな時間
『優しい雨』を眺めるお父さんの背中を見ていたら
急に涙が溢れてきた。
愛する人を失うって どんなカンジなんだろう。
もしワタシなら・・・
自分の愛する人がこの世からいなくなってしまった時に
その運命を静かに受け入れる事ができるだろうか。
いつ離ればなれになっても ありがとうが言えるほど
一生懸命愛しているだろうか。
お父さんの力強い背中からは
愛の深さと強さ
例え様のない優しさが にじみ出ていた。
愛を誓う と言う事は
覚悟を決める と言う事
もう1000組を超えようと言うのに
あらためて その誓いの意味をかみしめながらシャッターをきる。
『お母さん・・・一番良い席で見てくれてますか』
問いかける花嫁の隣りには
お母さんの分も愛してくれる人が立っていた。
これからの人生 ずっとずっと一緒に歩いて行く人が。
披露宴の最期に 花嫁さんが問いかける。
その会場に お母さんの『姿』は無い。

その日は 朝から雨で
しっとりと 透明感のある空気が 京都を包む。
その雨は ワタシの持つ『ふたつのジンクス』のうちのひとつの証。
最強晴れオンナのワタシが 唯一受け入れる雨。
ご両親のどなたかが天にいらっしゃる時は
『喜びの涙』が空から落ちる。
『優しい雨』になって・・・
そんな事を考えながら
挙式前のわずかな時間
『優しい雨』を眺めるお父さんの背中を見ていたら
急に涙が溢れてきた。
愛する人を失うって どんなカンジなんだろう。
もしワタシなら・・・
自分の愛する人がこの世からいなくなってしまった時に
その運命を静かに受け入れる事ができるだろうか。
いつ離ればなれになっても ありがとうが言えるほど
一生懸命愛しているだろうか。
お父さんの力強い背中からは
愛の深さと強さ
例え様のない優しさが にじみ出ていた。
愛を誓う と言う事は
覚悟を決める と言う事
もう1000組を超えようと言うのに
あらためて その誓いの意味をかみしめながらシャッターをきる。
『お母さん・・・一番良い席で見てくれてますか』
問いかける花嫁の隣りには
お母さんの分も愛してくれる人が立っていた。
これからの人生 ずっとずっと一緒に歩いて行く人が。
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Author:ShinobuNakata
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